はじめまして。心理的安全性の高い職場にしたい若手OL、おもち(@omochidaihuk)です。
「仕事を円滑に進めるためにはどうしたら良いのだろう…?」
皆さんは、職場や取引先の人たちと信頼関係を構築し、仕事を円滑に進めることができていますか?
仕事はどうしても他者の協力が必要になってくるため、周りと信頼関係を構築しておくことは非常に重要です。
それでは、仕事で信頼される人になるにはどうしたら良いのでしょうか。
そこで今回は、これまで私が出会ってきた優秀な先輩方から学んできたことをもとに、「仕事で信頼される人になるための方法」についてお話します。
この記事では、以下の内容について知ることができます。
- 仕事で信頼される人になる方法
- 仕事で信頼を得るメリット
それではいってみよう!
仕事で信頼されている人とそうでない人の特徴
はじめに、仕事で信頼されている人とそうでない人の特徴についてお話します。
信頼されている人の特徴
信頼されている人は次の3つの特徴があります。
- 重要な仕事が集まりやすい
- 業務を円滑に進めている
- 人から許してもらえることが多い
1つ目が、「重要な仕事が集まりやすい」です。
信頼されている人には、比較的重要な仕事が集まってきます。
誰しも、他人に重要な案件を任せる際は、「この人なら確実に丁寧に対応してくれるだろう!」と思える人に仕事を任せたいと思いますよね。
これは良い面でもあり悪い面でもあります。
業務が一部の優秀な人に集まっているというのは、属人化が発生している可能性があるため、職場崩壊に繋がる危険性があります。
職場崩壊については、以下の記事をご参照ください。
2つ目が、「業務を円滑に進めている」です。
信頼されている人は、自分の意見が通りやすかったり、取引先や他部署との交渉事がうまくいきやすかったりする傾向にあります。
職場で信頼を得ていると、周囲から「この人が言うことなら間違いないだろう!」と思ってもらえるため、基本的には自分の意見を素直に聞いてもらえることが多くなります。
この土台があると、通常相手を説得するのに時間を要する仕事でも、最初から肯定的に捉えてもらえるため、スムーズにゴールにたどり着くことができます。
また、仕事で相手を動かす際には、信頼が最も重要です。「この人となら一緒に仕事をしたい」と思ってもらえる信頼を得ないと、相手はこちらのために動いてはくれません。
これは職場だけでなく、取引先との交渉事でも共通します。
3つ目が、「人から許してもらえることが多い」です。
信頼されている人が多少のミスをしたとしても、「〇〇さんがミスをするなんて珍しいなぁ。少し疲れているのかな?」「〇〇さんでもミスするのか~。」といった感じで、責められることが少ないです。
これは、普段からきっちり仕事をしているからこそ、意図的なミスではないという信頼があるため、多少のミスも許してもらいやすいという傾向にあります。
以上が信頼されている人の特徴でした。
次に、信頼されていない人の特徴についてお話します。
信頼されていない人の特徴
信頼されていない人は次の3つの特徴があります。
- 新しい仕事を任せられない
- 意見が通りづらい
- 周りに頼りにされない・頼れない
1つ目が、「新しい仕事を任せられない」です。
これは、信頼されている人の特徴の裏返しですね。
信頼を得られていないと、「この人に任せたところで、期待どおりの仕事をしてもらえないだろう。」と思われてしまうため、特に新規の重要な案件については任せてもらえない傾向にあります。
仕事を任されたくない身としては寧ろラッキーだけどね♪
カバさんのように、省エネで仕事をしたい人にとっては、寧ろ好都合かもしれません。
しかし、組織で仕事をしている以上、自分一人では達成できないこともあるため、他者の協力が必要となります。信頼を得られていないと、次にお話する点においては、かなりのデメリットがあると思います。
2つ目が、「意見が通りづらい」です。
自分がどんなに良い意見を言ったとしても、信頼がないというだけで、最初から否定的に捉えられてしまう傾向にあります。
信頼されている人と比べて、自分の意見で他人に動いてもらえることが少ないため、結果的に仕事を一人で抱え込んでしまい、スムーズに仕事をこなすことができなくなってしまいます。
また、急遽事情があってお休みをいただく際や、仕事が終わらないことについて上司に相談をする際に、信頼が得られていないと、「本当にやむを得ない状況なの…?」と不振に思われて、良い対応をしてもらえない可能性があります。
3つ目が、「周りに頼りにされない・周りを頼れない」です。
組織で仕事をする際、基本的に従業員同士ギブアンドテイクの関係が成立している必要があります。
人には、返報性の原理と言って、他人から何かをもらうとお返しをしたくなる心理作用が働きます。
普段から頼りにしている人に対し、その人に頼られた際には、御礼の意味も込めて助けてあげたいと思うのです。
そのため、普段から信頼されていないと、頼られることもなければ、周囲を頼ることもできません。
ピンチのとき、頼れる人がいないと大変だろうな…。
以上が信頼されていない人の特徴でした。
それでは、仕事で信頼を得るにはどうしたら良いのでしょうか。
次に、仕事で信頼を得るための具体的な取り組みについてお話します。
仕事で信頼を得る方法
次に、仕事で信頼を得るための取組についてお話します。
仕事で信頼を得るために取り組むべき基本的なことは、次の5つです。
- 行動力を身に着ける
- 約束事を守る
- 御礼を徹底する
- 気持ちの良いコミュニケーションを心掛ける
- 言動に一貫性をもたせる
順番にお話しいたします。
①行動力を身に着ける
1つ目が、「行動力を身に着ける」です。
行動力とは、目的を達成するために、自分の力で積極的に動く力のことを言います。
見切り発車で正しい判断をせず、がむしゃらに動けば良いというわけではありませんが、可能な限りすぐに行動に移す人の方が圧倒的に信頼されやすいです。
行動力が重要視される場面としては、次の3つのことに取り組む際になります。
- メールの返信
- 緊急性と重要性が高い業務
- 他者から指摘された仕事
まず1つ目に、メールの返信です。メールを送った側としては、相手の返信がくるまで仕事を進めることができないため、返信がくるまで拘束されている状態になります。
そもそも、相手がメールを見てくれているのか、内容を把握してくれているのか、締め切りまでに対応してくれるのか、メールだと相手の状況が分からないため、まずはすぐに相手の反応が欲しいはずです。
「確認して〇日までにご連絡いたします」、「承知しました。この内容で問題ございません。」といった感じで、相手からのメールを確認したこと、その時点における回答をすることが、相手への真摯な対応になります。
次に2つ目が、緊急性と重要性が高い業務です。すぐに解決しなければならない仕事については、たとえ自分の計画があったとしても、最優先に取り組む必要があります。
信頼されない人に共通するのが、仕事の優先順位を正しく把握できず、すぐに解決すべき仕事を後回しにしてしまい、周りに迷惑をかけている点です。
お客様や取引先を待たせている案件、上司から緊急で頼まれた案件については、すぐに対応する意識を心掛けましょう。
最後に3つ目が、他者からの指摘に対する対応です。これは相手への敬意にも繋がります。
他者から、修正を求められた点、アドバイスをもらった点、配慮してもらった点等、自分への働きかけがあった際には、すぐに反応するだけで、相手への信頼に繋がります。
相手からしたら、自分の貴重な時間を割いて、こちらに働きかけてくれているのです。
それに対し、相手の助言を後回しにする対応をとってしまうと、相手は「こちらの意見を雑に扱われた」という気分になり、今後助言をしてくれなくなる可能性があります。
おせっかいな働きかけや後回しにしても良いことで指示されると無視したくなるんだけど?
いぬ先輩の言うとおりで、こちらが求めていない場面で助言をされると、無視したくなる気持ちもわかります。
しかし、パフォーマンスだけでも良いのです。助言してくれたことに対し、すぐに御礼を言い、自分はこのように対応しますと真摯に応えるだけで、相手からの信頼を失いません。
敢えて聞き流すというわざも、時には必要だけどね。
②約束事を守る
2つ目が、「約束事を守る」です。
これは普段の人間関係においても共通しますが、仕事においても同じです。
特に、親しき中にも礼儀ありで、内部の人との関係においても、小さな約束事まで守るべきです。
この人なら許してくれるだろうと言って、相手の優しさに甘えて平気で約束を破る人がいますが、これについてもアウトです。普段優しい人ほど、いつ反撃をしてくるかわかりません。
誰が相手だろうと、約束事はきちんと守り、普段から信頼を得ておくべきです。
約束を守ってくれない人から頼まれた仕事は、仕返しにこちらも後回しにしてやるな。
それじゃ相手と同じレベルにまで下がるよ…
③御礼を徹底する
3つ目が、「御礼を徹底する」です。
これ、意外とできていない人が多い気がします…。
誰かに質問をした際、聞くだけ聞いてさらっと自分の仕事に戻る人がいますよね。
基本的に、質問をされた相手は、自分の時間を相手に割いてくれているのです。
それに対し、何の御礼もなく自分の仕事に戻るのは、自分さえ満足すれば良いという行動に捉えられ、この人のことは信頼できないと思われてしまう可能性があります。
そのため、人に質問をした際は、必ず、①御礼→②実践→③報告まで徹底すると良いです。
せめて、御礼だけでも心掛けるようにしましょう。
④気持ちの良いコミュニケーションを心掛ける
4つ目が、「気持ちの良いコミュニケーションを心掛ける」です。
これは様々な記事でも紹介していますが、普段から気持ちの良いコミュニケーションを心掛けておくと、周囲とスムーズに信頼関係を構築することができます。
特に、第一印象で相手に良い印象を与えておくと、それだけで信頼を得ることができます。
気持ちの良いコミュニケーションの取り方については、以下の記事をご参照ください。
初対面の人に良い印象を与える方法については、以下の記事をご参照ください。
⑤言動に一貫性をもたせる
5つ目が、「言動に一貫性をもたせる」です。
これについては、会社組織の人、外部の取引先、お客様、すべての人に対して自身の発言や行動に一貫性を持たせることが重要です。
もっと言ってしまえば、自分自身の確固たる軸となるものを、人によって変えないということになります。
人によって態度を変えたり、意見を変えたりしてしまうと、「この人は自分の都合の良いように言動を変える人」といった印象を持たれ、信頼を失う原因に繋がります。
誰に対しても誠実な対応を心掛け、自分の発言や言動に責任を持つようにしましょう。
以上が仕事で信頼されるために取り組むべき5つのことです。
ここまで、信頼される人の特徴や取り組むべきことについてお話してきましたが、すべてに共通していることは、「相手の立場に立って物事を考えること」です。
約束を守るのも、御礼を徹底するのも、すべて「相手の目線に立った気遣い」が根底にあります。
普段から、職場だけでなく、プライベートでも相手の立場に立った行動を心掛けることが大切だと思います。
仕事で信頼されるメリット
私は、仕事で周囲の信頼を得ると、次の5つのメリットを実感しました。
- 自分の意見が通りやすくなり、仕事をスムーズに進めることができる
- 他者に助けてもらえることが多くなる
- 自尊心が高まり、メンタルが安定する
- 不利な状況に追い込まれることがなくなる
- 様々なことに挑戦する意欲がわく
周囲からの信頼を得られると、自分に自信を持つことができ、きちんと相手に自分の意見を伝えることができます。
反対に、信頼を得ることができないと、上記5つのメリットがそっくりそのまま反対の意味に働いてしまい、デメリットになり得ることも学びました。
普段からコツコツ長い時間をかけて信頼関係を構築していくことが大切だね。
そのとおり。信頼関係を構築するには、それなりの時間と努力が必要だからね。また、他人を裏切るという行為は積み重ねてきた信頼関係を一瞬で壊すことに繋がるため、日ごろから相手への敬意を忘れないようにしよう。
まとめ
最後に、仕事で信頼されることの大切さについてまとめておきます。
- 仕事で信頼されるためには、相手の立場に立った気遣いを心掛けることが大切であり、些細な行動においても自分本位な行動をしないようにする。
- 仕事で信頼されると、仕事を円滑に進めることができ、自分を取り巻く環境をプラスにすることができる
- 仕事だけでなく、プライベートにおいても他者への敬意を忘れないよう心掛ける
以上です。
人は誰かしらと関わって生きていくからこそ、人との繋がりを大切にしていきたいですね♪
以上!おしまい!