はじめまして。心理的安全性の高い職場にしたい若手OL、おもち(@omochidaihuk)です。
「コンプレックスのせいで常に劣等感を感じる…」
皆さんは、コンプレックスを抱えていますか?
コンプレックスとは、 Inferiority Complexともいわれていて、 「自分は他人よりも劣っているという感情。劣等感」を意味します。
引用:コトバンクより
他人と比較するのが人間の本能である以上、誰しもコンプレックスの1つや2つくらい抱えているのは当たり前です。
大事なのは、コンプレックスとの付き合い方になります。
正しくコンプレックスと付き合うことができれば、人生の生きづらさが解消されるはずです。
そこで今回は、私自身の経験をもとに、「コンプレックスとの正しい付き合い方」についてお話ししたいと思います。
この記事では、以下の内容について知ることができます。
- コンプレックスは生きづらさを助長させてしまうこと
- コンプレックスとの正しい付き合い方
それではいってみよう!
コンプレックスを抱える原因
はじめに、私たちがコンプレックスを抱える原因についてお話しします。
冒頭でもお話ししたとおり、コンプレックスとは、 「自分は他人よりも劣っているという感情。劣等感」のことを意味します。
そもそも、私たち人間は、他人と自分を比較して、自分の方が相手よりも勝っていると感じたい欲求が本能的に備わっています。
それでは、なぜ人間は他人と比較し、自分の方が優位であることを実感したいのでしょうか。
それは、群れの中で生き残るためです。
男性と女性で考え方が異なりますので、順にご説明します。
古来男性は、獲物をしとめることで、女性や子どもを養い、村全体を支える役割を担っていました。
狩りに貢献できていない男性は優先的に淘汰されてしまうため、男性には本能的に競争心やプライドが備わっています。
そのため、自分よりも学歴や職歴、運動やコミュニケーションにおける能力が勝っている人と出会うと、劣等感を感じてしまいます。
それに対して女性は、男性に守ってもらう立場であったことから、よく「女の幸せは男で決まる」と言われてきました。
より強い雄と共にし、生活を守ってもらう必要があったのです。
そのため、自分よりも幸せな結婚をしている人や女として男性から大事にされている人と出会うと、劣等感を感じてしまいます。
このことから、男性も女性も、群れの中で生き残っていくために、本能的に他人と自分を比較し、自分の方が勝っていると感じたいのです。
さらに現代は、女性の社会進出に伴い、女性が男性と同じ立場で働く世の中になってきました。
そのため、今までは男同士、女同士で競い合っていたにも関わらず、男女間での争いも見られるようになってきました。
このように、人間は本能的に他人と比べて劣等感を感じてしまう生き物なんですね。
それでは、コンプレックスを抱えている人は、具体的にどういった特徴があるのでしょうか。
コンプレックスを抱えている人の特徴
コンプレックスを抱えている人には、どういった特徴があるのでしょうか。
私自身の経験や、これまで出会ってきた人を振り返ると、次の3つの特徴があると思います。
- 自分の非を認めず、他人のせいにする
- 承認欲求が強く、他人を認めない
- 他人からの批判に過剰に反応する
順番にご説明します。
①自分の非を認めず、他人や環境のせいにする
1つ目が、「自分の非を認めず、他人のせいにする」です。
コンプレックスを受け入れてしまうと、自分の存在価値がないように思えてしまい、自尊心が傷つけられてしまいます。
そのため、強いコンプレックスを抱えている人は、自分の非を認めず、他人や環境のせいにして、自分は悪くないと思い込もうとします。
「残業が多く給料が低いのは、全部会社のせいだ。」
「暮らしが豊かにならないのは、全部国のせいだ。」
「自分の学歴が低いのは、塾に通わせてくれなかった親のせいだ。」
「仕事でミスをしたのは、上司が確認をしてくれなかったせいだ。」
自分は悪くない、他人や環境のせいでこんなに苦しい思いをしているのだと思い込み、自尊心を守ろうとするのです。
酷い場合は、虐待やパワハラといった、他人を傷つける行為をする人もいます。
これについては、次の記事でまとめていますので、よろしければお読みください。
②承認欲求が強く、他人を認めない
2つ目が、「承認欲求が強く、他人を認めない」です。
コンプレックスが強い人ほど、他人から承認されたいという欲求が強い傾向にあります。
また、自分よりも相手の方が優れているということを認めてしまうと、より一層劣等感を感じてしまうため、絶対に他人を褒めたり、承認したりしません。
その結果、相手を批判して、自分を持ち上げるための自慢話ばかりしてきます。
承認欲求については、次の記事で詳しくお話ししています。
③他人からの批判に過剰に反応する
3つ目が、「他人からの批判に過剰に反応する」です。
コンプレックスの強い人が最も恐れるものは、他人からの批判です。
他人から批判されると、①と同じく自分の存在価値を見出せなくなり、酷く落ち込んでしまいます。
また、批判に敏感であることから、相手は批判するつもりで言ってきたわけではないことでも、全て批判的な意味で捉えてしまい、過剰に反応して逆ギレすることがあります。
こういう人たちは、他人には平気で酷い言葉をかけるくせに、いざ自分が批判をされたときは、誰よりも深く落ち込んでしまうのです。
コンプレックスとの正しい付き合い方
コンプレックスを抱えたまま生活をしていると、常に他人と自分を比較してしまい、自己嫌悪に陥ってしまいます。
コンプレックスは、抱えることが悪いのではなく、付き合い方が大事です。
それでは、コンプレックスと正しく付き合っていくためにはどうしたら良いのでしょうか。
それは、自らの努力できる範囲で解消し、解消できないものは自分の特性として受け入れることです。
学生時代、私はたくさんのコンプレックスを抱えていました。
今では、ほとんどのコンプレックスを解消し、また、受け入れることができています。
そこで今回は、私自身が取り組んでみて効果のあったコンプレックスとの付き合い方について、5つご紹介します。
具体的な取組みについては、次のとおりです。
- SNSを見ない
- 批判をしてくる人からは離れる
- 自分の満足のいく範囲で目標を立て達成する
- コンプレックスを強みに変える
- 自分の確固たる軸を持つ
順番にご説明します。
①SNSを見ない
1つ目が、「SNSを見ない」です。
個人的には一番効果を実感した取り組みでした。
特に、Instagramはキラキラした投稿で溢れているんですね。
無限にキラキラキラキラ~~~とした、幸せそうな投稿が流れてくるのです。
Instagramくらい、さらっと見れるような大人になりたかったのですが、私にはどうしてもあのキラキラとした投稿が受け入れられませんでした…
なんと劣等感の強いおもちなんでしょう…(´;ω;`)
そこで、思い切ってInstagramは見ないようにした結果、寧ろ他人の幸せを心から喜べるようになりました。
友達からの幸せな報告は、直接対面で聞いたほうが心から喜べることを実感したのです。
SNSの正しい使い方についてもまとめていますので、よろしければ次の記事もお読みください。
②批判をしてくる人からは離れる
2つ目が、「批判をしてくる人からは離れる」です。
劣等感を煽ってくるような、自分にとって害のある人からは離れた方が良いです。
世の中には、相手を下げて自尊心を保とうとしたり、平気で酷いことを言ってきたりする人がいます。
私には、以前、会うたびに自分の自慢ばかりしてきて、こちらの学歴や職歴を遠回しに批判してくる友達がいました。
この子と会うたびに自尊心が傷つけられ、モヤモヤとした気持ちにさせられていました。
わけあって、この友達とは縁が切れましたが、今ではストレスフリーです。
自分のことを批判してくるような人は、一緒にいるとどんどん自分に自信が持てなくなるため、思い切って縁を切った方が良いです。
③自分の満足のいく範囲で目標を立て達成する
3つ目が、「自分の満足のいく範囲で目標を立て達成する」です。
他人と比べて、どうしても勝てないことや、自分のほうが劣っていると思うことはたくさんあります。
人によって得意・不得意な分野は異なるため、自分の中で満足のいく限り努力することが大事です。
特に、自分と立場が近い存在の相手には、どうしても負けたくないと思いがちです。
しかし、そういった人を相手にした場合でも、きちんと相手の実力を認め、尊敬することができたときこそ、自分の成長に繋がるのだと思います。
他人の実力を認め、自分自身と向き合いながら努力するよう心掛けましょう。
④コンプレックスを強みに変える
4つ目が、「コンプレックスを強みに変える」です。
ここからは少し難易度が上がります。
私の大好きなドラマで、オードリーの若林と南海キャンディーズの山ちゃんの実話がモデルとなった「だが、情熱はある」というドラマがあります。
若林と山ちゃんは、それぞれコンプレックスを抱えていたのですが、2人はそのコンプレックスを寧ろ自分にしかない最強の強みだと捉え、嫉妬や自虐といった独特な芸風でお笑い界のトップスターに昇り詰めていきました。
このドラマから学んだことは、長所も短所も、自分にしかない大事な特徴であるということです。
私は仕事を覚える際、仕事を早く覚えることが出来ないという短所がありました。
これは要領が悪いことを意味するため、アルバイト時代からコンプレックスに感じていました。
しかし、敢えてこれを強みにしようと考え、仕事を早く覚えることができない⇒仕事を覚えられない人の気持ちが分かる⇒そういう人たちの目線に立って、早く仕事を覚えるための仕組みを作ることはできないか、といった感じで、自分だからこそできる強みに変換していきました。
その結果、マニュアルや引継書の作成が得意になり、今では仕事を覚えるのも教えるのも大好きになりました。
もちろん、要領が良く、チャチャっと仕事を片付けちゃう優秀な人たちには敵いませんが、新人の指導には自信があります!
自分の短所は、自分次第で強みに変えることができるのです。
⑤自分の確固たる軸を持つ
5つ目が、「自分の確固たる軸を持つ」です。
これが最も難易度が高いと同時に、これさえ身につけてしまえば、コンプレックスなど考えることもなく、自分に自信を持って生きることができると思います。
他人の評価に流されることなく、自分の確固たる軸がある人は、自分を大きく見せることなく、自然体で生きています。
自分の不得意なことは、他人と比べるのではなく、自分の中で解消するか、それも自分の特性だと受け入れ、そのうえで自分なりに成長しようと努力することができるのです。
自分軸を持ち、他人と比較をせず、常に自分と向き合いながら生きていくことが最も大切なことだと思います。
コンプレックスと正しく付き合うことによるメリット
コンプレックスと正しく付き合うことができると、次のようなメリットがあります。
- 無駄なストレスを抱えることなく、生きやすくなる
- 人間関係でトラブルが起きなくなる
- さらなる成長に繋がる
- ポジティブになり、見える世界が変わる
- 器が広くなり、怒りや悲しみといったマイナスな感情が湧きにくくなる
コンプレックスと正しく付き合うことができると、余計なストレスが減り、他人を認めることができる余裕が生まれます。
その結果、自分だけでなく、他人のことも幸せにすることができます。
コンプレックスを抱くことが悪いのではなく、付き合い方が重要なのです。
自分のコンプレックスと向き合い、正しく付き合えたときこそ、真の強い人間になることができるのだと思います。
まとめ
最後に、コンプレックスとの正しい付き合い方についてまとめておきます。
- コンプレックスを抱くことが悪いのではなく、付き合い方が重要である
- 短所は他人と比較するのではなく、自分にしかない特徴だと捉え、解消するか受け入れる、もしくは強みに変える努力をする
- コンプレックスと正しく付き合うことができると、自分の成長や他人の幸せに繋がり、人生を生きやすくする
以上です。
他人と自分を比較するのではなく、常に自分と向き合い、自分なりの幸せを見つけることができると良いですね♪
以上!おしまい!