考え方

初対面の人と緊張せずに会話する方法

おもち

はじめまして。心理的安全性の高い職場にしたい若手OL、おもち(@omochidaihuk)です。

「初対面の人を相手にすると、緊張してうまく話せないんだよなぁ…。」

皆さんは初対面の人と緊張せずにコミュニケーションをとることができますか。

また、初対面の人に良い印象を与えることができていますか。

私自身、幼少期は極度の人見知りで、初対面の人にはあまり良い印象を持ってもらえず、なかなか友達もできませんでした。

そんな私ですが、18歳から22歳までの約4年間、アパレルでアルバイトをしたことをきっかけに、初対面の人とも緊張せずコミュニケーションをとることができるようになりました。

そこで今回は、アパレルバイトで経験したことをもとに、「初対面の人と緊張せずに会話する方法」についてお話したいと思います。

この記事では、以下の内容について知ることができます。

この記事でわかること
  • 初対面の人と緊張せずに会話する方法
  • 初対面で相手に好印象を与える方法

それではいってみよう!

初対面の人と会話をする際に緊張してしまう理由

はじめに、初対面の人と会話をする際に緊張してしまう理由について、これまでの私自身の経験をもとにお話しします。

初対面の人と話す際に緊張してしまう理由には以下の3つが考えられます。

  1. 未経験のコミュニケーションであるが故に、相手に警戒心を抱くから
  2. 相手にどう思われているか気にしてしまうから
  3. 何を話せば良いか分からないから

1つ目が、「未経験のコミュニケーションであるが故に、相手に警戒心を抱くから」です。

誰でも、未経験のことに挑戦するのは、少し勇気がいりますよね。

また、人は、得体の知れないものに対して、不安やストレスを感じやすいようになっています。

仕事や勉強でもそうですが、これまで自分が経験したことのない分野に挑戦するのは、若干のストレスを感じると思います。

初対面の人とのコミュニケーションでも同じで、自分がこれまで関わったことのない人と初めてコミュニケーションをとるということは、未経験の分野に挑戦するのと同じようなストレスがあります。

相手の話し方や会話のテンポ感、考え方や価値観など、分からないことが多いため、相手に警戒心を抱いてしまい、緊張をしてしまうのです。

2つ目が、「相手にどう思われているか気にしてしまうから」です。

古くからの友人や家族であれば、自分のことを好いてくれているかどうかなんて考えないと思います。

(親子関係についてはデリケートな問題のため、上記の発言を不快に感じてしまう方がいらっしゃいましたら申し訳ございません)

また、小さい子を相手にして話すとき、ほとんどの人は緊張しませんよね。

自分はこの子にどう思われているだろう…なんて考えないと思います。

初対面の人を相手にして緊張してしまうのは、相手が自分のことをどう思っているのか気になってしまうからです。

相手に良い印象を与えなければいけないと思い込み、自分自身を着飾ろうと意識しすぎてしまうため、緊張してしまうのです。

まるで、舞台で自分にだけスポットライトを当てられているかのような感覚ですかね。

3つ目が、「何を話せば良いか分からないから」です。

初対面だと、相手の好きなものや価値観が分からないため、どんな話題を提供すれば良いか分からず、変に緊張してしまいます。

相手に嫌われないよう、つまらない話題を提供してはいけないと意識してしまい、萎縮してしまうのです。

その結果、相手と会話をする際、なかなか話題が思いつかず、焦ってしまい緊張するのだと思います。

以上が、初対面の人と会話をする際に緊張してしまう理由です。

それでは次に、人見知りだった私を変えるきっかけとなった「アパレルバイトでの経験」についてお話します。

アパレルバイトでの経験

次に、18歳~22歳の4年間、私がアパレルでアルバイトをしていた頃の経験についてお話します。

私がアパレルでアルバイトをしようと思った理由は、「時給がよかったから」という理由だけです。

他に経験したことのあるアルバイトも、塾講師やイベントバイト等、どれも時給が良いものを選んでいました。

特に、洋服が好きだから、人と接する仕事がしたいからといった理由ではなく、忙しそうな飲食系の仕事以外で高時給の仕事は何か探していたところ、アパレルのバイトにたどり着きました。

アパレルバイトでは、2つのお店を経験しました。

18歳~21歳の約3年間は、ジーンズをメインに扱うお店で働いていました。

このお店では、対面接客(お客様と直接会話をしながらの接客)はありませんでしたが、お客様に良い印象を与える立ち振る舞いや話し方の基礎について学びました。

21歳~22歳の約1年間は、百貨店のバッグ売場で働いていました。

このお店では、前のお店とはちがい、がっつり対面接客をする必要があったため、お客様へのアプローチ方法や会話の弾ませ方など、コミュニケーションにおける様々な知識を習得しました。

1つ目の店舗では、とにかく「販売員は第1印象が肝心!」ということを、徹底的に教え込まれました。

販売員の第一印象によって、お客様の購買意欲も変わるため、ファーストアプローチ(ご来店ありがとうございます、どうぞお手に取ってご覧くださいませ、といったお客様が入店してから最初のお声がけ)はとにかく印象良く振る舞うよう心掛けていました。

特に意識して指導されていたことは、「笑顔、姿勢、声のトーン」です。

販売員の表情一つで、お客様の気持ちにも影響を及ぼします。とにかく、笑顔で、姿勢よく、明るいトーンの声で話しかけるよう指導されていました。

常に人から見られている意識で、口角を上げ、目を気持ち大きめに開き、背筋を伸ばすのを意識していました。

おもち

1日の終わりには、ほっぺが痛くなることもありました。

 

2つ目の店舗では、お客様の購買意欲に繋げるためのコミュニケーションについて学びました。

1つ目の店舗では、ファーストアプローチのみで良かったのですが、2つ目の店舗に関しては、お客様へのコーディネート案の提案から購買に繋がる会話の進め方等、セカンドアプローチについても様々な指導を受けました。

お客様の行動を観察し、手に取っている商品から「どのアイテムに興味をもっているのか」、「好みの色は何か」を察知し、その商品の説明や他の類似した商品の提案を行います。

また、お客様にストレスなくショッピングをしてもらうために、相手の表情や反応を確認しながら、適度な距離感で会話を弾ませるよう心掛けていました

初対面の人と緊張せずに話せるようになったきっかけは、この2店舗目のバイト経験が大きかったです。

それでは次に、約4年間のアパレルバイトから学んだ、初対面の人と会話をする際に緊張しない方法について紹介します。

初対面の人と会話をする際に緊張しない方法

次に、アパレルバイトでの経験から学んだ、初対面の人と会話をする際に緊張しない方法を3つ紹介します。

  1. 相手に興味・関心を持つ
  2. 相手の反応に一喜一憂しない
  3. 自分と出会ってくれた相手に対し感謝の気持ちを持って接する

順番にお話ししていきます。

①相手に興味・関心を持つ

1つ目が、「相手に興味・関心を持つ」です。

初対面の人と話すとき、自分はどう思われているのかということばかり気にしてしまうと、相手への警戒心が強まり、緊張に繋がってしまいます。

そこで、相手に興味・関心を持って接するよう意識することにより、相手に対する警戒心を払拭し、緊張をほぐします。

相手への興味・関心は何に対してでも良くて、髪型、服装、所持品、相手の見ているものなど、自分ではなく、今目の前にいる相手に集中します。

この人、まつげ長いなぁ~。バッグにつけているキーホルダー可愛いなぁ。笑顔が素敵だなぁ。といった感じで。

そうすることにより、自分自身の言動に対する過剰な意識が薄れ、相手との時間を楽しむことができます。

また、相手に興味・関心を持つことは、後ほどお話します「初対面の人に好印象を持たれるコミュニケーションの取り方」でも役に立ちます。

②相手の反応に一喜一憂しない

2つ目が、「相手の反応に一喜一憂しない」です。

自分が振った話題に相手が乗っていないと、「つまらない人間だと思われているのだろうか」、「もしかしてうざいと思われている?」といった、ネガティブな思考に陥ってしまいます。

相手の反応が悪かったからと言って、自分が嫌われているんじゃないかとまで考える必要はありません。

もしかしたら、相手も自分と同じように緊張してしまっていて、冷たい反応になっているのかもしれません。

そもそも、初対面でいきなり相手を嫌うような人はいません。

もしそんな人が存在したら、相手の心の狭さを疑います。それくらいに、自分に自信を持って良いのです。

そうはいっても、最初から最後までずっと冷たい態度をとってくる人も存在します。

そんなときは、相性が悪かったんだな、くらいに思っておけば大丈夫です。

ここで傷ついてしまうと、もっと初対面の人との会話に苦手意識を持ってしまいます。

もちろん、全部が全部相手のせいにしてはいけないですが、自分ばかり責めるのではなく、自分に自信を持って接するよう心掛けてみましょう。

③自分と出会ってくれた相手に対し感謝の気持ちを持って接する

3つ目が、「自分と出会ってくれた相手に対し感謝の気持ちを持って接する」です。

相手とリラックスしてお話するためには、自分と出会ってくれたことに感謝の気持ちを持ち、ありがとうという想いを込めて接するのです。

りすさん

いきなり初対面で重いだろ…

ここでは敢えて大げさに表現しているだけです…。

簡単に言うと、いきなり相手を敵視するのではなく、相手に心を開くといったそんなイメージです。

冒頭でもお話ししましたが、人は得体の知れないものと遭遇すると、不安や緊張といったネガティブなストレス反応を起こします。

人間としての生存本能ですね。

そこでわざと、初対面の人を目の前にした際、この人は自分にとって大切な存在であり、出会えたことに感謝しよう、と思い込むようにします。

私はアパレルバイトをしていた際、店内に入ってきてくださったお客様に対し、「お店に入ってきてくれてありがとう😊」と思いながら、大切な人として接するようにしていました。

そうすると、意外にも緊張せず、相手とリラックスして会話をすることができます。

騙されたと思ってぜひ試してみてください♪

りすさん

この人は自分にとって危険な存在ではないよと脳に思い込ませているんだね。

初対面の人に好印象を持たれるコミュニケーションの取り方

ここまで、初対面の人と会話をする際に緊張しない方法についてお話ししてきました。

ここからは少し応用編で、更に初対面の人に好印象を持ってもらえるコミュニケーションの取り方について紹介します。

初対面の人に好印象を持たれるコミュニケーションの取り方は、以下の3つです。

  1. 声のトーンは明るく、笑顔で、相手のペースに合わせた話し方を心がける
  2. 思いやりのあるコミュニケーションを心がける
  3. 相手の良いところを見つけて褒める

順番にお話ししていきます。

①声のトーンは明るく、笑顔で、相手のペースに合わせた話し方を心がける

1つ目が、「声のトーンは明るく、笑顔で、相手のペースに合わせた話し方を心がける」です。

これは、人の第一印象を決めるメラビアンの法則に基づいています。

人は初対面の人に対し、話の内容が7%、声の大きさやトーンに関するものが38%、そして見た目が55%で印象を決めると言われています。 この割合を取って、7-38-55のルールと呼ばれます。

そのため、必ず声のトーンや話し方はなるべく明るめに、笑顔は絶やさず、相手の話のテンポに合わせた話し方を心掛けると、第一印象はグッと良くなります。

最初に印象付けられたイメージは、相手にとって良くも悪くも強固なフィルターになってしまうので、第一印象は非常に重要です。

話す内容よりも、とにかく明るく、笑顔を絶やさないよう心掛けましょう。

②思いやりのあるコミュニケーションを心がける

2つ目が、「思いやりのあるコミュニケーションを心がける」です。

これは、相手の立場に立ち、相手の気持ちに寄り添ったコミュニケーションをとるということです。

当たり前のことですが、誰しも自分のことを大事にしてくれる人に対し、好印象を抱きますよね。

思いやりのあるコミュニケーションについては、以下の記事をご参照ください。

【人から好かれる方法】思いやりのあるコミュニケーションを心掛けよう思いやりのあるコミュニケーション術について解説します。...

③相手の良いところを見つけて褒める

3つ目が、「相手の良いところを見つけて褒める」です。

これについても、アパレルバイト時代に積極的に実践していました。

ポイントは、相手にしかない具体的なポイントを褒めると良いです。

また、アイメッセージ=「I=私は(が)」を主語にして、自分の気持ちや考えを伝える方法を使うと、より相手に伝わりやすくなります

例えば、

「その指輪、今日の服装に合っていて素敵ですね。〇〇さんの雰囲気に合ってます♪

「そのジャケット可愛いですね!〇〇さんセンス良いなぁ。

といった感じで、相手の持ち物だけを褒めるのではなく、相手自身を褒める具体的な言葉をセットにして伝えます。

また、

「〇〇さんの話し方、落ち着いていてすごく癒されます。」

といった感じで、アイメッセージで「自分はあなたの素敵な部分に対してこう思うよ」、といった言葉をセットにするのも効果的です。

このように、相手を褒めるときは、具体的かつ自分の言葉で伝えるようにしましょう。

初対面で好印象を持ってもらうことによるメリット

私は、初対面で好印象を持ってもらうことにより、以下5つのメリットを実感しました。

  1. 仕事が円滑に進むようになった
  2. 自己肯定感が上がった
  3. コミュニティの輪が広がり、価値観の幅を広げられるようになった
  4. 様々な場面でストレスを感じにくくなった
  5. 良い縁に恵まれるようになった

初対面で好印象を持ってもらえると、驚くほどにたくさんのメリットがあります。

学歴や職歴のような肩書きも大事ですが、やはり他人から好印象を抱かれるというのは、どんな肩書きにも勝る、最強のカードです。

他人からの印象が良いだけで、周りから助けてもらえる機会が増え、自分にとって過ごしやすい人生になっていきます。

おもち

人は常に誰かしらと関わって生きていくからこそ、他人との繋がりを大事にしていくべきだね。

まとめ

最後に、初対面の人と緊張せずに会話する方法についてまとめておきます。

  1. 初対面の人に対し、警戒心を持つから緊張してしまう
  2. 初対面の人と会話をする際は、相手に興味・関心を持ち、相手の反応に一喜一憂せず、相手を大事な存在だと思うことで、緊張しなくなる
  3. 初対面で好印象を抱かれると、他人から助けてもらえることが多くなり、自分の人生が豊かになる

以上です。

人は第一印象が肝心です。初対面の相手に好印象を抱いてもらえるような人を目指したいですね♪

以上!おしまい!

ABOUT ME
おもち
27歳OLです。中小企業診断士の資格取得を目指し勉強中。誰かにわかりやすく伝えることが好きで、会社では暇さえあればマニュアル作ってます。部下にとって、相談しやすい理想の上司になることが目標。”誰でもできる”お仕事術や考え方を発信しています。