はじめまして。心理的安全性の高い職場にしたい若手OL、おもち(@omochidaihuk)です。
「最近メンタルが不安定だ…辛いなぁ…。」
皆さんはメンタルが不安定になることはありますか。
また、メンタルが不安定な人に振り回されて疲れてしまうことはありませんか。
私は社会人2年目くらいまで、悲観的でネガティブな性格でした。
そんな私ですが、今では比較的メンタルが安定して、立ち直りが早い性格に生まれ変わり、昔よりかは生きやすい人生を歩めるようになりました。
今のメンタルに至るまで、様々なメンタル安定法を試しましたが、自分には合っていない方法もありました。
そこで今回は、今まで私自身が実践してみて、「比較的簡単かつ効果のあったメンタルを安定させる方法」についてご紹介したいと思います。
この記事では、以下の内容について知ることができます。
- メンタルを安定させる方法
- メンタルが安定することのメリット
それではいってみよう!
メンタルが不安定な人の特徴
はじめに、メンタルが不安定な人の特徴について、これまでの私自身の経験や、周りの人を見て感じたことをもとにお話しします。
メンタルが不安定な人、つまり情緒が安定していない人は以下の特徴があります。
- 自分の感情をコントロールできず、周囲に八つ当たりをする
- 気分のむらが激しく、仕事や日常生活に支障が生じる
- 物事を客観視することができず、悲観的になりやすい
1つ目が、「自分の感情をコントロールできず、周囲に八つ当たりをする」です。
メンタルが安定していないと、怒りや悲しみといった負の感情をコントロールすることができず、他人を傷つけたり、悲しませたりして、自分の機嫌を保とうとします。
私はこんなに辛いんだ、だから周りの人なんてどうでも良い、といった気持ちから、他人の気持ちなんてお構いなしに八つ当たりしてしまうんですね。
自分自身の弱った心を守るために、周囲に攻撃的になってしまうのです。
お菓子を買ってくれないと怒ってしまう子どもと同じイメージですね。
2つ目が、「気分のむらが激しく、仕事や日常生活に支障が生じる」です。
感情の起伏が激しいと、やる気の差にも影響がでてきます。
その結果、仕事や家事における成果に差が生じ、酷い場合には、何もかもやる気のでない無気力な状態になってしまいます。
気分が落ち込んでいると、集中力が低下し、仕事でケアレスミスをしたり、大事な約束を忘れたり等、日常生活に支障が生じます。
3つ目が、「物事を客観視することができず、悲観的になりやすい」です。
メンタルが安定していないと、物事を客観視することができず、悲観的に捉えてしまいがちです。
その結果、事実から目を背けてしまい、きちんと問題を解決することができなくなってしまいます。
酷い場合は、他責思考に陥り、周りの人のせいにする人もいます。
一時的に湧いた悲観的な感情に逃げているとも言えます。
心の傷は体の傷と同じで、まずは応急処置が大切
よく、メンタルが不安定な人に対して、その人自身が未熟な証拠だ!とか、良い歳してみっともない!といった批判的な言葉を耳にします。
しかし、個人的には、メンタルが不安定な人に対して、全部が全部その人が悪いとは思いません。
なぜなら、その人にはどうしようもない外的要因や、変えられない過去のトラウマ等、他人には想像し難い、その人自身が抱えている問題が影響している可能性があるからです。
大げさな例えにはなりますが、何者かにあなたの最愛の人が殺されてしまったとしたら、すぐに立ち直ることはできるでしょうか。
また、過去職場でパワハラに遭い、自尊心を傷つけられてしまったとして、すぐに元どおり元気な状態に戻ることはできるでしょうか。
人間誰しも、メンタルが不安定になってしまうことはあり得ます。交通事故と一緒で、元気だった人が突如人が変わったように、メンタルがやられてしまうこともあり得るのです。
私は、メンタルが不安定になってしまうことに対して、それ自体が悪いのではなく、そんな自分を受け止めて許してあげることが大切だと思います。
メンタルが不安定であることを悲観的に捉えるのではなく、まずはそんな風に落ち込んでしまった自分を、ありのままに受け止めます。
自分自身をかけがえのない親友だと思って、疲れ切った心を包み込みます。
ただし、上記の例のように、メンタルが酷く落ち込んでしまった場合は、今回の記事の内容だけで回復させるのは難しいと思います。
今回の記事は、普段私が日常的に取り組んでいるメンタル安定法であるということをご了承いただければと思います。
おもちの心の応急処置方法
私の心の応急処置法は、次の3つのステップになります。
- 短い時間でとことん落ち込む
- 疲れ切った心に励ましの言葉をかける
- 心に対し、疲れ度合別に決めておいた癒しを与える
私の場合、まずは短時間だけ、とことん落ち込みます。
もう考えるのが疲れたなと思うまで、一人で落ち込みます。
とことん落ち込む際は、秩序を守ったうえで、Xに書き込むこともあります。
自分の悩みや感情を、Xという第三者の目に触れる場に書き込むことにより、言葉の選び方や表現内容に制御がかかり、酷く落ち込むことを防ぎます。
また、第三者に伝わるように考えをまとめていくうちに、意外とくだらないことで悩んでいたということに気付くこともあります。
(SNSには、批判的な言葉をかけてくる人や、弱みを握って騙そうとしてくる人もいるので、利用時は注意が必要です)
落ち込む際に気を付けていることは、絶対に他人を巻き込まないことです。
後ほどお話いたしますが、いくら落ち込んでいるからと言って、他人に自分のネガティブをぶつけるのはご法度です。
巻き込み事故を起こすようなものです。
次に、短時間で一気に落ち込んだら、心に励ましの言葉をかけます。
疲れ切った心を、甘く癒してあげます。
私の場合は、自分自身にたくさんの優しい言葉をかけます。
「疲れたね、よく我慢したね、えらすぎるよ、宇宙1だよ、さすが私だよ😊」といった感じで…
その後は、メンタルの疲れ度合に応じて、形に残る癒しを与えてあげます。
少し疲れている程度であれば、仕事終わりにスイーツを買って帰る。
そこそこ疲れている場合は、少し早めに仕事を上がって、趣味のドラマ鑑賞の時間をつくる。
かなり疲れている場合は、有給をとって、スパに行ったり、お気に入りのカフェに行ったりして過ごす。
こんな感じで、メンタルの弱りランクに応じた自分へのプレゼントを用意しています。
心の傷は、体の傷と一緒です。まずは、応急処置として、きちんとケアをすることが大切です。
また、傷ついてはいなくとも、どこか不安定だなと感じるときは、風邪の引き始めのようなものです。
メンタルの不調を感じ始めたら、意識的に一人になって心を休ませる、疲れていなくても休息の時間をつくります。
風邪は引き始めが肝心で、喉に違和感があった際には、すぐに体を十分に休め、薬を飲むことによって、悪化させることなく、早めに治すことができます。それと一緒です。
これらの応急処置が完了したら、次また同じような不調を起こさないよう、メンタルを安定させるための行動に移します。
このように、立ち直るのは、十分に心のケアが完了してからで大丈夫です。
きちんと回復を待ってから、同じけがをしないように対策を考えます。
それでは次に、同じけがをしない対策、メンタルを安定させるための方法についてお話します。
メンタルを安定させるための方法
次に、メンタルを安定させる方法について、私が実践して効果のあった方法を3つ紹介します。
- 他人からの酷い言動は、未来の自分に受け止めてもらう
- 未来の自分からアドバイスをもらう
- 自分なりのリカバリー方法を知っておく
順番に紹介していきます。
①他人からの酷い言動は、未来の自分に受け止めてもらう
1つ目が、「他人からの酷い言動は、未来の自分に受け止めてもらう」です。
メンタルがやられてしまう原因の一つに、他人からの酷い言動を真正面に受けてしまうことがあげられます。
人間誰しも、酷い言葉を言われたり、裏切られたりすると、自尊心を傷つけられ、酷い場合にはメンタルまで傷つけられてしまいます。
これを防ぐには、他人の言動を真正面から受け止めるのではなく、未来の自分に受け止めてもらうのです。
もう一人の自分に要領よく対応してもらい、本当の自分は安全な場所に避難します。
少し複雑なので、特別に、おもち動物園の社員さんに再現していただきます。
ちょっと面倒な先輩だけど、なんだかんだ優しいいぬ先輩に、今回いじわるな先輩役を演じていただきました!
一言多いぞ!
【仕事でミスをしたおもちに対して叱責するいぬ先輩】
仕事でミスをしたおもちに対し、心無い言葉を言ってくるいぬ先輩。
いぬ先輩の言葉を真に受けてしまうと、自分は仕事でミスをしただけなのに、存在価値のないどんくさい人間なんだと思い込んでしまいます。
そこで、いぬ先輩の攻撃を、真正面から受けるのではなく、10年後のおもち(最強の味方)に登場してもらい、この攻撃に対応してもらいます。
10年後ってまだ30代なんだけど、大分老けてるな…
もしも、10年後の自分が今の状況にタイムスリップしてきたとしたら、全力で自分を助けてあげますよね。
ミスしたことはたしかに悪かったけど、そんなに怒らなくても良いじゃん…!といった感じで、少し楽観的に見ることができませんか?
他人から酷いことをされて自分を悲観視してしまいそうになったときは、10年後の自分を呼び出し、代わりに相手と戦ってもらいます。
その間、自分は安全な場所に避難し、10年後の自分を応援します。
ちょっと変なことを言っているように思われるかもしれませんが、これは「真に受けない」「受け流す」といった手法と同じです。
もちろん、ミスしたことを反省しなくて良いということではなく、事実にはちゃんと目を向け、理不尽な攻撃は真に受けるべきではないということです。
10年後の自分に助けてもらうという手法は、この次にお話しします、メンタル安定法の2つ目にも共通しています。
余談だけど、人格を否定されるようなことを言われている場合は、パワハラに該当する可能性があるので、かわすだけでなく記録に残しておくことも大切だよ。
②未来の自分からアドバイスをもらう
2つ目が、「未来の自分からアドバイスをもらう」です。
1つ目と同じやり方で、気分が落ち込んだときは、10年後の自分を呼び出して、大人になった自分からアドバイスをもらいます。
10年後の自分は、今よりたくさんの修羅場を乗り越えた、最強のベテラン先輩です。
そんな最強の味方を呼び出して、前向きになるようなアドバイスをもらいます。
メンタルが不安定になると、視野が狭くなり、正しい判断ができなくなります。
その結果、自暴自棄になったり、本来の自分を見失ったりしてしまいます。
10年後の自分のコメントを想像するというのは、視野を広げて、客観的に物事を捉えるといった手法と同じです。
未来の自分に話しかける=自問自答するのは、正しい悩み方でもあるので、ぜひ実践してみてください。
③自分なりのリカバリー方法を知っておく
3つ目が、「自分なりのリカバリー方法を知っておく」です。
これは、プラシーボ効果と同じようなものだと捉えています。
メンタルが不安定になったとき、自分にとってメンタルを安定させることができるリフレッシュ法を決めておくと良いです。
これさえすれば、自分は元気になるといったリカバリー法を心得ておくということだね。
メンタルを安定させる方法とは、様々な場所で紹介されています。
- 良い睡眠、健康的な食事を心掛ける
⇒脳がスッキリする、ストレスを軽減する食材を摂取する - 読書をしてメンタルの安定法を学ぶ
⇒本(先人の知恵)からメンタルの安定法を学ぶ、読書をすることにより、認知機能が高まり視野が広がる - 運動をして気分をリフレッシュさせる
⇒テストステロン(幸せホルモン)がでる、見た目に自信が持てるようになる
SNSや本で紹介されているメンタル安定法を学び、いくつか試してみて、どれが自分にとってメンタルに良い影響を与えるのかを知ることが大切です。
ここで重要なのは、自分自身が成長する行動を習慣にすることです。
暴飲暴食、喫煙、ギャンブル、無駄遣い等、自分自身の成長に繋がらない行動で心を安定させてはいけません。
これは、一時的に問題から目を背けているだけであり、長期的なメンタルの安定には繋がりません。
自己成長に繋がるようなプラスの行動を習慣化させましょう。
自己実現の力を高める方法については、以下の記事もご参照ください。
メンタルを安定させるメリット
メンタルを安定させると、自分を取り巻く環境含め、様々な場面でメリットがあります。
たくさんのメリットの中でも、特に私が実感したメリットは、次の5つです。
- 正しい判断力、決断力、行動力が身についた
- 他人の言動に左右されなくなった
- 良好で長期的な人間関係を築けるようになった
- 仕事で良い成果を出せるようになった
- 基本的に毎日が楽しく過ごせるようになった
メンタルが安定すると、今まで気づけなかった幸せや新しい世界を知ることができ、自分自身が生まれ変わったような気分になります。
自分の考え方ひとつで、同じ世界でも違う世界に転生したように感じるのです。
上っ面の言葉のように聞こえるかもしれませんが、元々ネガティブだった私だからこそ、この記事で紹介した内容については、真剣におすすめします。
まとめ
最後に、メンタルを安定させる方法とメリットについてまとめておきます。
- メンタルが不安定になったら、まずは応急処置として、心の傷に向き合い、癒してあげることを優先する
- メンタルを安定させるためには、自分を客観視する力と心のリカバリー法を身につけることが重要である
- メンタルが安定すると、目の前の世界が180度プラスに変わる
以上です。
安定したメンタルを手に入れて、楽しい人生を過ごせたら良いですね♪
以上!おしまい!