はじめまして。心理的安全性の高い職場にしたい若手OL、おもち(@omochidaihuk)です。
「SNSを見ているとなんだか疲れるな…。」
今や誰もが利用しているSNS(ソーシャルネットサービス)ですが、皆さんは何か利用していますか。
SNSには、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、YouTubeなど、様々な媒体があり、多くの人が何かしらを利用していると思います。
SNSは、手軽に多くの情報を収集できたり、様々な人と繋がりを持てたりなどといったメリットがある一方、使い方を誤ると日常生活に悪影響を及ぼす危険性があるといったデメリットもあります。
実際、私自身もSNSを利用することにより、様々なメリットデメリットを感じました。
そこで今回は、私自身がSNSを活用した経験をもとに、「SNSの正しい使い方」についてお話したいと思います。
この記事では、以下の内容について知ることができます。
- SNSのメリット・デメリット
- SNSの正しい使い方
それではいってみよう!
SNSとは
はじめに、SNSとは何かについて確認しておきます。
総務省のHPではSNSとは「ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。」と示しています。
SNSは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)の略で、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスのことです。友人同士や、同じ趣味を持つ人同士が集まったり、近隣地域の住民が集まったりと、ある程度閉ざされた世界にすることで、密接な利用者間のコミュニケーションを可能にしています。最近では、会社や組織の広報としての利用も増えてきました。
出典:「 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の仕組み」(総務省)より
よく活用されている媒体としては、Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、フェイスブック、LINEなどがあげられます。
日本のソーシャルメディア利用者数は、2022年の1億200万人から2027年には1億1,300万人に増加すると予測されているほどで、今やSNSを活用していないという人はほとんどいないと言えるほど、多くの人が利用していることが分かります。
また、利用者の多くは13歳から59歳で、60歳以降年齢階層が上がるにつれて利用率が低下する傾向にあります。
出典:「 令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」(総務省)より
SNSが普及したことにより、手軽に多くの情報を収集したり、世界中の人と交流したりすることができるようになった結果、様々なメリット・デメリットが発生しました。
SNSを活用する際は、このメリット・デメリットを正しく理解しておくことが重要です。
次に、総務省が提示する、SNSを活用することによるメリット・デメリットについて紹介します。
総務省が提示するSNSのメリット・デメリット
総務省の調査によると、我々日本人は、「社会や経済等に関する最新のニュースや自分が興味のある情報を得ることができた」といった『情報の収集』、あるいは『暇つぶし』といったことにメリットを見出している人が多いということが分かりました。
出典:「 平成30年版 情報通信白書のポイント」(総務省)より
本来、SNSを通じて自分と異なる他者とのコミュニケーションをとることは、良いアイディアやイノベーションが生まれるきっかけとなります。
しかし、我々日本人は、自分好みの情報や同じような価値観の意見だけを収集したい傾向にあるため、興味・関心を狭めることにもなりかねず、それは逆にコミュニケーションを狭めることにもなりかねないことは留意しなければなりません。
また、SNSを利用することにより、コミュニケーションのすれ違いが発生してしまうこと、さらに悪意を持つユーザーとの直接のつながりを得てしまうといったデメリットも挙げられています。
このことから、SNSは手軽に情報を得られるといったメリットがあるのと同時に、マイナスな情報を収集することにより他者とのトラブルや自尊心を傷つけるといったデメリットがあることが分かります。
次に、私自身の体験をもとに実感した、SNSを利用する際のメリット・デメリットについてお話します。
おもちが実感したSNSのメリット・デメリット
次に、私が実感したSNSのメリット・デメリットについて、それぞれ3つお話します。
メリット
はじめにメリットについては、次の3つです。
- 伝える力を鍛えられる
- モチベーションの維持に繋がる
- 様々な価値観を知ることができる
順番にお話しします。
①伝える力を鍛えられる
1つ目が「伝える力を鍛えられる」です。
これは、Xやブログを活用したことにより実感しました。
ポイントは、Xやブログといった第三者の目に触れる場で発信するのが良いということです。
自分にしか見えない場で発信するのも良いですが、利害関係のない第三者の目に触れる場で発信することにより、自分の考えを客観視することができます。
また、相手に分かりやすく簡潔に意見を伝えるためのトレーニングにもなります。
この伝える力を鍛えるには、Xを活用するのが手っ取り早いと思います。
Xは無料の利用だと140字という制限があるため、その字数制限の中で、自分の意見をまとめる必要があります。
ダラダラと考えを書き綴ることができないため、いかにシンプルに自分の意見を正しく伝えるためにはどうしたら良いのか考えながら、140字でまとめます。
これを続けることにより、自然と相手に簡潔に意見を伝える力が養われていきます。
これといって発信したい考えがないんだよな…
発信する内容については何でも構いません。
その場で自分が思いついたことを呟くのも、自分の考えを外に吐き出すトレーニングとして効果的だと思います。
また、普段から考える癖を身に着けておくと、視野が広がり、判断力や行動力が養われます。
自分の意見に責任感を持つことにも繋がるため、人間力が高まっていきます。
ただし、何の目的もなしに誰かを批判する意見については、発信しない方が良いです。
よく、自分の意見は絶対に正しいと思い込み、相手の言動を蔑んだり、バカにしたりする人がいますが、それはある種劣等感の表れであり、相手を批判することにより自尊心を保っているのだと思います。
相手への批判内容が、社会的評価を低下させるようなものであると、名誉棄損罪や侮辱罪にもなりかねません。
どうせ訴えられやしないだろうと軽はずみにとった行動が、後に自分の人生を転落させてしまうリスクがあるということを自覚しておくべきです。
自分の意見を発信する際は、①自分の意見に責任を持つこと、また、②相手の意見を否定せず思いやりのある言葉で伝えること、この2つのことを守るべきだと思います。
これらのことを意識したうえで、自分の意見を発信し続けた結果、自分の意見に賛同してもらえたり、誰かを励ましたりすることができ、相手に意見を伝える力が養われました。
その結果、仕事でもプライベートでも、相手に建設的に自分の意見を伝えることができるようになり、他者とのコミュニケーションを円滑にとることができるようになりました。
また、私はXだけでなく、自分自身の情報発信ツールを持ちたいと考え、有料のブログを始めてみました。
Xと違う点は、何といっても、自分が所有するメディアであることから、自分が主体となって情報を発信しやすいという点です。
自分が所有するメディアをオウンドメディア、第三者が発信者となるメディアをアーンドメディア、広告費を支払って掲載するメディアをペイドメディアと言うよ。
独自ドメイン(自分だけのURLをもつこと)でブログを始めるなら、レンタルサーバーというものを契約する必要があります。
オススメのレンタルサーバーは「ConoHa WING」です。
何といっても値段が安く、使い勝手が良いため、これからブログを始めてみたいという方は「ConoHa WING」をオススメします。
②モチベーションの維持に繋がる
2つ目が「モチベーションの維持に繋がる」です。
これについても、Xを活用することにより実感しました。
Xには、様々な目標に向かって努力している人がたくさんいます。
筋トレをしている人、勉強をしている人、料理の練習をしている人など、それぞれが目標に向かって努力しながら、決意表明や取り組んだことを発信することにより、モチベーションの維持に繋げています。
SNSを活用し、同じような目標に向かって努力している人と繋がることにより、互いに励まし合い、モチベーションを高められるといったメリットを実感しました。
③様々な価値観を知ることができる
3つ目が「様々な価値観を知ることができる」です。
これについては、YouTubeやブログ、Xを活用することにより実感しました。
YouTubeでは、様々な心理学や本の要約に関する動画が上がっています。
読書をすることにより様々な価値観を知ることは大切ですが、手っ取り早くそういった知識を習得するには、簡潔にまとまっている動画やブログ記事を活用することをお勧めします。
また、Xにおいては、良くも悪くも様々な価値観を知ることができました。同じ意見に対して、人によってこうも捉え方が変わるのかという驚きがありました。
これについては、後のデメリットにも影響してきますので、良い面もあれば悪い面もあるということをご承知おきいただければと思います。
デメリット
次にデメリットについては、次の3つです。
- 人間関係におけるトラブルに巻き込まれる危険性がある
- 他人と自分を比較してしまう
- 心無い言葉を言われ傷つくことがある
順番にお話しします。
①人間関係におけるトラブルに巻き込まれる危険性がある
1つ目が、「人間関係におけるトラブルに巻き込まれる危険性がある」です。
SNS上で自分が発した言葉が、自分とは異なる意味で他人に捉えられてしまい、SNS上で知り合った人との関係性が悪くなり、後のトラブルに繋がる危険性があります。
実際にネット上での言い争いがきっかけとなり、訴訟問題にまで発展しているケースを見たこともあります。
これらのデメリットについては、総務省のHPでも公表されています。
図:ソーシャルメディアの情報発信者が経験したトラブル(複数回答、国際比較)
出典:「インターネットの活用・ソーシャルメディア利用のメリットとデメリット」(総務省)より
SNSには様々な価値観を持っている人がいることから、自分が発した情報が意図せず誰かの感情を刺激して、後のトラブルに発展することがあり得ることを心得ておく必要があります。
特定の個人を批判するような言葉や、過激な考え方は発信するべきではないね。
②他人と自分を比較してしまう
2つ目が、「他人と自分を比較してしまう」です。
SNSを活用する際によくありがちなのが、自分と他人を比較して劣等感を抱いてしまう行為です。
これは、Instagramを活用した際にありがちな現象だと思います。
SNSで情報を発信する人というのは、基本的には承認欲求が強い傾向にあります。
そのため、少しキラキラとした表現で発信する人が多いです。
こういったキラキラとした人を見て、自分自身と比較してしまうと、比較依存に陥ってしまい、常に劣等感を感じるようになってしまいます。
また、反対に自分の投稿に対して他人から嫉妬され、心無い言葉をかけられることもあり得ます。
私は、Instagramを思い切ってやめたことにより、こういった他人とのトラブルがなくなりました。
個人的に、Instagramを使用する際は、他人の投稿内容と自分の生活を比較するのではなく、みんな思い思いに自分の幸せな時間を思い出として残しておきたいのだなとあたたかい目で見てあげられたら良いと思います。
他人と自分は異なるということを自覚し、比較しないことが重要です。
承認欲求との正しい向き合い方については、以下の記事もご参照ください。
それでも他人と比較して辛くなってしまうのであれば、いっそInstagramはやめてしまうことをお勧めします。
③心無い言葉を言われ傷つくことがある
3つ目が、「心無い言葉を言われ傷つくことがある」です。
SNSは相手の顔が見えない分、画面の向こうに一人の人間がいるということを忘れてしまいがちです。
そのため、相手がどう思うのか考えず、匿名で酷い言葉をかけてくる人が存在します。
実際私自身も、Xのとあるアカウントで、フォロワー数が1,000人を超えてきたあたりから、だんだんと批判的な言葉をかけてくる人と遭遇しました。
また、フォロワーの方から来たDMに対し、少し返信をしなかっただけで、極度に恨まれてしまい、誹謗中傷の言葉をかけられたり、私自身の人格を否定されたりすることもありました…。
しつこくDMが送られてきたのに対し、少しスルーをしてしまった結果、個人的に人格否定をするようなポストを投稿され続けたことがあります…。
SNSでは、様々な人と交流することができるメリットがありますが、ほんの少しのすれ違いで、執拗に憎まれてしまうこともあるので、適度な距離感で接することが重要です。
また、平気で酷い言葉をかけてくるような人が結構な割合でいるため、そういった人と遭遇した際は、速やかに離れることをおすすめします。
それでは次に、私がSNSで遭遇したコミュニケーションがとりづらい人についてお話します。
SNSで遭遇したコミュニケーションがとりづらい人について
次に、私がSNSで遭遇したコミュニケーションがとりづらい人について何パターンか紹介します。
私が遭遇した人のパターンは次の4パターンです。
- 話の本筋と異なる理解で論破しようとしてくる
- 共感を示さず、自分の話をダラダラと語ってくる
- 訳のわからない正義感で罪悪感を抱かせてくる
- 心無い言葉で攻撃してくる
それぞれ、次のおもちの発言を例にご説明します。
例えば、おもちが仕事について悩んでいる投稿をしたとします。
今月残業50時間もしてるよ。疲れたな…ゆっくり休みたい…。
これに対し、4パターンのコメントを例示します。
①話の本筋と異なる理解で論破しようとしてくる
1つ目が「話の本筋と異なる理解で論破しようとしてくる」です。
今月残業50時間もしてるよ。疲れたな…ゆっくり休みたい…。
そんなに残業をする必要があったんですか?効率が悪いんじゃないですか?もう少し業務のやり方を見直した方が良いと思いますよ。
話の本筋は、残業を50時間したことで、疲れているため休みたいという内容です。
それに対し、残業をする必要があったのか、非効率ではないのか、といった話の本筋とは違う理解で相手の気持ちに寄り添わず論破してくるパターンです。
②共感を示さず、自分の話をダラダラと語ってくる
2つ目が、「共感を示さず、自分の話をダラダラと語ってくる」です。
今月残業50時間もしてるよ。疲れたな…ゆっくり休みたい…。
僕も昔は残業80時間くらいこなしてたよ。今ではホワイトな企業に転職したから、ワークライフバランスが整ったね😎ワークライフバランスが整うと、日常が充実して毎日が明るくなるよ。今では筋トレにハマってますね✨
これもよくあるパターンで、ただただ自分語りしたいだけのコメントですね。
聞いてもないのにダラダラと語られても、こちらとしては疲れるだけです。
③訳のわからない正義感で罪悪感を抱かせてくる
3つ目が、「訳のわからない正義感で罪悪感を抱かせてくる」です。
今月残業50時間もしてるよ。疲れたな…ゆっくり休みたい…。
今、日本ではまともに働けていない人もいるんです!仕事があるだけ幸せだと思った方が良いですよ。不謹慎な投稿だ!
自分よりもさらに大変な思いをしている人はいるんだよというコメントで相手の意見を批判し、罪悪感を抱かせてくるパターンです。
本人は正義だと思って言ってきているので、悪質ですね。
④心無い言葉で攻撃してくる
4つ目が、「心無い言葉で攻撃してくる」です。
今月残業50時間もしてるよ。疲れたな…ゆっくり休みたい…。
それくらいで疲れてるとか弱いね。仕事向いてないんじゃない?ダサいね。
これが一番悪質なコメントですね。同じことを言われても嫌な気持ちにならないんですかね。
こういうコメントをしている人は、ただストレス発散で八つ当たりしてきているだけのパターンが多いです。
あまりにも酷いことを言われた場合は、SNSの運営元に報告するべきだよ。
SNSの活用を通じて学んだこと
ここまで、SNSを活用することのメリット・デメリットについてお話してきました。
SNSの活用を通じて、私自身次の5つのことを学びました。
- 自分の意見を相手に正しく伝えることの難しさ
- 人は生きてきた環境によって価値観が大きく異なる
- SNSに依存すると価値観が歪む危険性がある
- 情報の取捨選択の重要性
- 他人と比較し劣等感を感じることは無駄な行為である
SNSの活用を通じて成長したこととしては、様々な人と交流することができ、価値観の幅が広がり、視野を広げて物事を捉えられるようになったことです。
また、普段から文章をまとめる癖をつけていたため、職場での昇任試験で課された論文試験や、打合せ資料の作成時は、特に労力をかけずにそれなりのクオリティで仕上げることができました。
気を付けるべきこととしては、SNSに依存すると価値観が歪んだり、誤った情報を収集してしまう危険性があるということです。
SNSは検索結果等に基づき、その人の興味のある情報を自動的に選んで表示するような仕組みになっています。
その結果、自分好みの価値観や情報ばかりに囲まれてしまい、他の価値観や情報を取り込まなくなり、考え方が凝り固まってしまう危険性があります。
このことを、「フィルターバブル」といいます。
このように、SNSは良くも悪くも大きな影響があるため、自分にとって学びとなる方法で活用していくことが重要です。
また、情報を収集するだけの受け身の姿勢で活用するのではなく、目標達成や他人に良い影響を与えられる情報の発信など、能動的な姿勢で活用すると、自身の成長に繋がり、有意義な使い方になると思います。
自分がSNSに依存していると感じたときは、デジタルデトックスといって、一旦デジタル機器から離れることをお勧めします。
まとめ
最後に、SNSの正しい使い方についてまとめておきます。
- SNSは情報収集や様々な人と交流ができるといったメリットがある反面、人間関係のトラブルや価値観が歪むといったデメリットもある
- SNSは相手の顔が見えないため、日常では遭遇しないような人とも遭遇する危険性があることを心得ておく
- 情報を発信する側としてSNSを上手に活用できると、伝える力が強化され、視野が広がり、仕事や日常でのコミュニケーションスキルがアップする
以上です。
今やSNSとは切っても切り離せない時代となったため、上手に使いこなしながら、日々充実した生活を送っていきたいですね♪
以上!おしまい!