はじめまして。心理的安全性の高い職場にしたい若手OL、おもち(@omochidaihuk)です。
「転職したい気はするけど今の会社のままでもいいなぁ…?」
みなさんは、これまで転職活動をしたことはありますか?
もしくは、転職をしたいと一度でも考えたことはありますか?
今の会社のままでもいいけど、どこか現状に不満がある…。
転職したい気はするけど、今の会社を辞めるほど勇気はない。
実際、転職するつもりはないけど、現状の職場に漠然とした不満があるという方は多いのではないでしょうか。
私自身、現職に対し漠然とした不満があり、それがきっかけとなり転職活動をしてみました。
最初に申し上げておきますと、私は転職をしていません。
転職活動を通じて、様々な気付きを得た結果、現職に留まることを決意しました。
今では、現職に対する不満は解消され、仕事が楽しいと思えるほど考え方が前向きに変わっています。
そこで今回は、仕事を辞めるかどうか迷っている人にとって、転職活動をしてみるメリットについて、私自身の体験をもとにお話ししたいと思います。
この記事では、以下の内容について知ることができます。
- 転職活動がもたらすメリット
- 転職活動を通じて学べること
それではいってみよう!
私が転職活動をした理由
はじめに、私が転職活動をした理由についてお話しします。
私が転職活動をした時期は、社会人4年目の夏ごろになります。
当時、私は現職に対し、いくつかぼんやりとした不満を抱えていました。
- 組織の課題を解決しようとすると、足を引っ張ってくる社員がいる
- いくら成果を残しても、年功序列のため、仕事をしていない先輩よりも給料が低い
- 縦割り組織であるため、上の言うことが絶対であり、自分の意見が通りづらい
- 部署異動をするたびに一からスキルを身に着ける必要があり、スキルアップにつながらない
- 成長を実感しない、一生このまま同じ会社に勤めることへの不安を感じる
また、現職を通じて学んだことを活かし、挑戦してみたいこともありました。
- 職場で業務改善を実施したことをきっかけに、組織改善や人材開発の分野に興味をもつ
- 誰もが働きやすい職場へと改善したい
- コンサル業界や人事への道に進みたいと考える
以上の理由から、人材開発、業務改善の分野に興味を持ち、人事・コンサル業界への転職を目指し、活動を始めました。
次に、私自身の転職活動の流れをお話します。
転職活動の流れ(おもち版)
次に、私自身の転職活動の流れについてお話します。
- 希望の業界について調べる
- 転職エージェントに登録し、オンラインで面談を受ける
- 履歴書、職務経歴書を作成する
- 気になる会社はとにかく応募してみる
- 面接を行う、エージェントと適宜面談を行う
それぞれの流れごとに、私が感じたメリット・デメリットを含めてお話します。
①希望の業界について調べる
はじめに、希望の業界について、次の3つの媒体をメインに使用しながら情報収集をしました。
- 人事・コンサル業界に関するYouTubeチャンネル、Xアカウント、ブログ等のSNS
- 元社員の口コミが見られる口コミサイト「オープンワーク」https://www.openwork.jp/
- 転職エージェントとの面談(活用したサイト:duda、マイナビ)
1つ目のSNSの活用についてですが、YouTubeやブログが最も参考になりました。
特に、YouTubeについては、私の興味のあったコンサル業界に関するチャンネルが多く存在したことから、情報は収集しやすかったです。
Xについては、その業界に所属している人のアカウントを中心に見ていました。
X活用時の注意点は、Xでは比較的マイナスな情報が話題となっていることが多いため、その業界のマイナスな情報ばかり収集してしまうことがある点です。
業界のリアルな実態を知ることができる場でもありますが、情報収集の際は取捨選択を誤らないように注意しましょう。
2つ目の「オープンワーク:https://www.openwork.jp/」の活用については、気になった会社を見つけた際に活用していました。
会社の福利厚生から組織風土まで、元社員のリアルな口コミを見ることができるため、参考になると思います。
そして、私が最もオススメしたいのが、3つ目の転職エージェントの活用です。
はじめて転職活動をする人は、活用するべきだと思います。
転職エージェントとは、転職活動におけるアドバイザーであり、面談を通じて、自分自身の分析から最適な求人の紹介まで親身になって対応してくれます。
登録をすると担当のエージェントが付き、さまざまな相談に乗ってくれます。
私は、エージェントとの面談で、業界に関するリアルなイメージや労働環境、マッチしている人材像等、様々な情報を収集することができました。
②転職エージェントに登録し、オンラインで面談を受ける
次に、転職エージェントの活用についてです。
これについては、前項でもお話したとおり、転職活動が初めての方は、活用することをオススメします。
転職エージェントを活用すると、面談を通じて、転職活動のサポートだけでなく、方向性や価値観の整理、モチベーションの向上等、心理的なサポートまで親身になって対応してもらえます。
私が活用した転職エージェントは、dodaとマイナビです。どちらも、転職サイトの大手であったことが一番の理由ですが、実際にはdodaを活用した後に、マイナビに変えました。
理由としては、個人的にマイナビのほうが操作しやすかったこと、また、担当のエージェントさんとの相性がよかったことです。
担当のエージェントさんとの相性については、サイトによるものではないので、面談を通じて実感していくものになります。
私がエージェントさんとの相性で一番重要視していた点は、次の3つです。
- 自分のペースで転職を進めることができるようサポートしてくれているか
- 自分の求めている業界を適切に紹介してくれているか
- 面談を通じて転職に対するモチベーションが安定するか
すぐに転職をするよう勧められることや、自分の希望とミスマッチの業界を紹介されてしまうことがあるため、自分がストレスなく転職活動を進めるためには、エージェントとの相性は重要だと思います。
もちろん、エージェントさんに頼り切りになるのではなく、こちらから積極的にコミュニケーションをとっていくことも重要だよ。
③履歴書、職務経歴書を作成する
次に、履歴書、職務経歴書の作成です。
エージェントとの面談を数回重ね、転職に対する方向性が固まってくると、いよいよ履歴書・職務経歴書の作成に入ります。
基本的に、ひな型を提供してもらえるため、エージェントに添削をしてもらいながら作成していきましょう。
特に重要なのが職務経歴書です。
職務経歴書では、前職または現職の経験から学んだことを記載します。
その際、Webサイト上のテンプレ文をそのまま活用するのではなく、なるべく自分の言葉で論理的にまとめたほうが良いです。私が意識した点は次の3つになります。
- 希望する業界でも通用するスキルや経験を記載する
- 自分のやりたいことが明確に伝わる内容でまとめる
- 何か一つ軸を決め、一貫性を持たせる
3つ目の「何か一つ軸を決め、一貫性を持たせる」点については、最も大切にしていました。
なぜその業界で働きたいのか、何が目的で転職したいのか、自分の意向が確実に相手に伝わるために、ちょっとしたエピソードから自分の強みまで、内容に一貫性を持たせるように心がけていました。
私の場合は、組織改善や人材開発関係の業務に携わりたかったため、現職でマニュアルを作成したり、研修会を実施したりして、残業時間の削減や組織風土の改善に貢献したといった経験をメインに話すようにしていました。
いくら良いエピソードがあったとしても、結局何故転職したいのかが伝わらないと、印象に残らないからね。
④気になる会社はとにかく応募してみる
履歴書、職務経歴書の作成ができたら、いよいよ気になる会社に応募していきます。
私の場合、エージェントから紹介される会社をメインに応募していましたが、自分で気になった会社があれば積極的に応募していました。
とにかく少しでも気になる会社があれば積極的に応募することが重要です。
なぜなら、転職活動では数十社以上応募して、2~3割程度しか書類が通らないことが多いからです。
もちろん、中にはトントン拍子で内定までもっていける人もいますが、ほとんどの人が書類選考で落ちてしまうといった経験をします。
そこで、少しでも気になる会社があれば、積極的に応募し、書類選考が通るといった経験をすることが大切です。
選考が通ったというプラスの経験は、転職活動へのモチベーションを高めてくれます。
応募した後、数週間以内に書類選考の結果がメールにて送られてきます。
選考が落ちた場合、エージェントからフィードバックがある場合があります。
選考が通った後は、SPI等の試験があるものについては受験し、ないものについては面接の日程調整に進みます。
⑤面接を行う、エージェントと適宜面談を行う
選考が通った後は、順次面接を受けていき、その間適宜エージェントとの面談も行います。
私は、転職活動の初期の段階で現職に留まることを決めたため、この段階でお話できることはあまりありません…。申し訳ないです。
私が面接を受けた会社は3社ほどで、そのうちの1社が最終内定の前までいきました。
面接はどれもZoomや動画提出等でのオンライン面接で、中には少しカジュアルめで対談形式の面接もありました。
面接で話していて意識していたことは、次の3つです。
- 前職や現職での学びを活かして貢献できることを明確に伝える
- 自ら成長する意思を伝える
- 転職に対する軸を伝え、話す内容に一貫性を持たせる
1つ目の、「前職や現職での学びを活かして貢献できることを明確に伝える」についてですが、これは、経験者だからこそ求められる内容になります。
新卒はスキルや人柄が求められますが、中途採用では、これまでの職場で学んできたことや、それを活かして会社に貢献できること等が求められます。
現職で苦労したこと、組織の中で貢献してきたこと、失敗から学んだこと、など、経験を通じて学んだことを、論理的かつ前向きに伝えるよう心掛けていました。
2つ目の、「自ら成長する意思を伝える」についてですが、これについてはキャリアアドバイザーからのアドバイスです。
キャリアアドバイザーからは、「現職に不満があるから、また、転職して新しい会社に自分を成長させてもらいたいから」といった理由は控えたほうが良いといったアドバイスをもらいました。
たしかに、自分が企業側の立場になってみると、前職の不満ばかり言っていて、私を成長させてください!といった受け身な人を採用したいとは思わないですよね。
どちらかと言うと、問題なくコミュニケーションがとれて、会社を盛り上げてくれる積極的な人と一緒に働きたいと思いませんか。
たしかに、元彼の悪口ばっか言ってて、私を楽しませてほしいとか言ってくる受け身な子とは付き合いたくないな…
3つ目の「転職に対する軸を伝え、話す内容に一貫性を持たせる」についてですが、これに関しては、職務経歴書の作成時から意識していたことになります。
いくら良いエピソードを持っていたとしても、自分の考えがきちんと相手に伝わらず、相手の心を動かせないと意味がありません。
結論と根拠、それに付随する具体的なエピソードだけでなく、面接官からの質問に対する回答まで、全てに一貫性がないと、こちらの意向は伝わりません。
相手の心を動かし、この人となら一緒に働きたいと思ってもらう必要があるのです。
短い時間で相手に自分の意見を伝え、相手に印象を残すスキルについては、以下の本が参考になりました。
転職活動を通じて学んだこと
ここまで、私の経験についてお話してきました。
結果として、私は転職はせず、現職に留まる決意をしました。
ただ、転職をしなかったからといって、この経験は無駄にはなりませんでした。
むしろ、現職に対しての見方や自分自身の価値観が変わり、たくさんのメリットを感じたのです。
転職活動を通じて学んだことは、次の5つになります。
- 現職の条件やワークライフバランスが良いことを実感した
- 自分自身のスキルや学んできたことを見直すきっかけとなった
- 自分の市場価値を知ることができた
- 転職をしなくても、自分のやりたいことに挑戦できる環境を見つけた
- 相手に自分の考えを論理的に伝える力を磨くことができた
転職活動を通じて、初めて自分自身がこれまで学んできたことを振り返る経験をしました。
実際に取り組んでみると、自分の人生を見つめなおすきっかけになり、これまで以上に仕事に対する熱意が湧き、自分のスキルをアップさせたいという新たな目標ができました。
また、現職の環境は意外と自分に適正があって良い環境であるということを実感しました。
そして、最も自分にとって学びとなった点は、「転職をしなくても、自分のやりたいことに挑戦できる環境はいくらでもある」ということです。
自分がやりたいことは、「業務改善や組織改善を通じて、誰もが働きやすい職場環境をつくること」でした。
業種を変えて給料を上げたい、ワークライフバランスを改善したいといった考えはあまりなかったのです。
それよりも、自分の力で組織に貢献したい、また、自分の考える働きやすい環境づくりのアイデアを他者と共有したいという気持ちが一番強かったことを実感しました。
そこで、転職をしなくとも、自分の考えを発信し、それが他の誰かにとって励みとなり、その人の働く環境が良いものとなることが、自分にとっての一番の喜びなのではないかと考えました。
その結果、現職のままで、人事異動をしながら職場改善に取り組み、そこで学んだことをSNSで発信していけたら良いなという考えに至りました。
当ブログを始めたのも、この転職活動がきっかけです。
転職活動を通じて、現職に対する不満が解消され、自分の本心に気づくことができ、とても良い経験となりました。
転職活動は、自分自身を見つめ直すきっかけとなるんだね。
まとめ
最後に、転職活動のメリットについてまとめておきます。
- 転職活動をする際は、自分の価値観や軸に一貫性を持たせて行動することを心掛ける
- 転職活動は、自分自身のスキルや仕事に対する価値観を見つめ直すきっかけとなる
- 転職活動は、仕事へのモチベーションを高めるきっかけにもなり得る
以上です。
仕事は人生のほとんどの時間を占めるため、自分らしく働ける環境づくりを目指していきたいですね♪
以上!おしまい!